10月24日は「世界ポリオデー」。世界的な奉仕団体の国際ロータリー第2780地区(田島透ガバナー)が、ポリオの認知度向上と根絶活動への支援を募るため、横浜・川崎を除く神奈川県内の各地でバスジャックプロジェクトを展開、ラッピングバス12台と県内のバス・電車内で啓発を実施している。
9月12日に同地区のガバナー補佐らが、神奈川中央交通秦野営業所で運行開始を宣言した。ポリオ委員会の大谷新一郎委員長は「神奈川中央交通さんのご厚意で実現した。地域の方々にポリオ根絶活動のことを知って頂きたい。2780地区は7年間にわたってインドを訪問し、5歳以上の子どもたちにポリオワクチンの接種をしてきた。今回のキャンペーンはその集大成」と話した。
ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスによって発生する疾病。脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、子どもがかかることが多い。麻痺などを起こして永続的な後遺症を残すことがあり、成人では亡くなる確率も高いが、ワクチン接種でほとんどの人が十分な抗体を獲得できる。世界的な根絶推進活動により野生型(自然感染)のポリオウイルスは根絶されつつあるが、紛争や治安の悪化などでアフガニスタンとパキスタンが最後の常在国となっている。
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