二宮町にある電気工事会社の興電社が、水を含んだ土砂や粘土質の土を取り除くのに適した穴あきスコップなど計24丁を町へ寄贈した。大雨や台風による土砂災害が起きたとき、災害現場で対応にあたる町消防団に活用してもらう。
同社の武井健一代表取締役が5月20日に町役場を訪れ、村田邦子町長へ目録を渡した。消防団に資器材提供を申し出たことで、同社は町内で第1号の消防団協力事業所に認定された。
また、町消防本部と同社は5月1日、災害時における消防活動支援に関する協定を締結。町には、はしご車がなく、その代替車両として興電社が所有する高所作業車やクレーン付きトラック、発電機や削岩機、夜間照明などの資機材、支援人員を消防本部が借り受けて被害を最小限に食い止めることに役立てる。
「火災だけでなく風水害にも対応できる資器材の提供はありがたい」と渡邊恒文消防団長。小椋淳喜消防長は「消防力を向上させるため、民間との連携を強化していきたい」と話した。
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