二宮町一色の圃場で6月8日、町立一色小学校の4年生24人が農業体験学習に参加し、玉ねぎを収穫した。町内の小学生に地元の農業や農産物について関心を高めてもらおうと、町園芸協会(内藤雅文会長)が今年度も実施した。
「この辺では小田原市の下中玉ねぎが有名だけれども、二宮町でも長く栽培してきた歴史がある。今年は雨が少なく、春の寒さが影響したせいで玉ねぎのサイズが平均的に小ぶり」。内藤会長から話を聞いた子どもたちは、玉ねぎを引き抜き、はさみで茎と根を切り落とした。畑の脇に竹林があり、タケノコを見つけた児童は「ゲットだぜ」と叫んだ。
質問タイムでは「玉ねぎ以外に育てている作物はありますか」「農家を始めたきっかけは何ですか」などと尋ねた。玉ねぎに花が咲くと食用に向かなくなるので、あまり太くない、鉛筆と同じ位の太さの苗を植えることに農家が気を付けていることや、原木しいたけの栽培も町内で行われていることなどを学んだ。
4年生は同協会の会員が栽培した大玉サイズの玉ねぎもお土産にもらい大喜び。「玉ねぎ(の価格)は今、高いよね」と反応する児童もいた。
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