植物と虫のおもしろ話 多田多恵子さんが講義
中井町の自然観察・環境保全グループカサスゲの会は11日、環境改善センター研修室で学習会を行った。この日は中央公園周辺で植物観察会を実施する予定だったが、あいにくの雨で座学講義に。会員と一般町民ら子どもから大人まで24名が参加した。
学習会には植物に関する著書も多数ある植物生態学者の多田多恵子さんが講師として登場。花粉を昆虫に運んでもらおうとする植物と、花の蜜を吸いに集まる昆虫との攻防の歴史が共進化をもたらしたことや、種子植物が子孫を残すための戦略などについて、分かりやすく面白い例えで解説した。「熟すと落下する実は哺乳動物が食べ、熟しても樹上にとどまる実は鳥が食べて種子を散布する」といった話に、参加者たちは「へえー、なるほど」と頷いて聞き入っていた。
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