「はやぶさ」川口教授が講演 二宮町の中学生らに
町立二宮中学校で2月23日、PTA特別講演会があり、小惑星探査機「はやぶさ」の生みの親でプロジェクトマネージャーを務めた川口淳一郎JAXA(宇宙航空研究開発機構)教授が講演した。同校と二宮西中学校の生徒、保護者、一般町民などが参加。小惑星イトカワの表面からサンプルを採取し、カプセルを地球へ送り届けた「はやぶさ」の偉業について、ユーモアを交えた川口教授の話に耳を傾けた。
教授は「小惑星を調べることで地球の中身が分かり、地震が起きるメカニズムや気候の変化なども知ることができる」「これまで火星にしか存在しないと考えられていた生命体が木星と土星の氷の下に存在する可能性が高くなってきた。(小惑星探査は)最終的に生命の起源を探る活動につながる」と語った。
「はやぶさ」は2003年、ロケットで打ち上げられ、2005年にイトカワへ着陸。燃料漏れや通信途絶などのトラブルを乗り越え、7年の歳月をかけて地球と小惑星を往復した。
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