ベルマーレ 湘南らしさを取り戻せ 5試合ぶり勝利ならず
【5月13日 1対1 引き分け】
ゴールデンウィークの連戦で得た勝ち点はわずか2。開幕からの無敗記録も9でストップし、首位の座も山形に明け渡すなど、サポーターにとっては不完全燃焼の連休になったことだろう。
通常の日程に戻ったことで改めて仕切り直しといきたい一戦だったが、試合は序盤から大分ペース。今季の持ち味である前への推進力は影をひそめ、26分には先制を許す。ハーフタイムに曺監督が選手へ檄を飛ばした「まったく湘南らしくない」との言葉がすべてで、連戦の悪い流れを断ち切れていないのではとの不安がよぎる。
しかし後半、前線に中村と古橋を投入すると展開は一変。観ている者をワクワクさせるような躍動感あふれるサッカーが戻り、64分にはコーナーキックから遠藤が頭であわせて同点。その後も押せ押せムードで流れを引き寄せるも、久々の勝利とはならなかった。
快進撃に急ブレーキがかかり、選手にとっては思い悩むことも多いであろうし、ハードワークを身上とするからこその疲労感も大きいだろう。しかし、どんな時も弱気な姿勢を見せず、イキイキとプレーする姿が多くのサポーターを魅了し、勇気づけていることを選手達は忘れてはならない。
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