台湾から留学生 李祥豪さん二宮高校に
彼を見かけた生徒たちから「アダム」と声が掛かると、屈託のない笑顔を返す。9月に「入学」して以来、すっかり学校の人気者になっているのは、台湾から来た留学生・李祥豪(リーシャンハオ)さん(18)。
国際的に組織された奉仕団体・ロータリークラブの奨学生として8月22日に来日した。二宮ロータリー会員である熊久保時彦さんの元でホームステイしながら、県立二宮高校(三橋史朗校長・生徒数835人)に通っている。
李さんは『ドラえもん』や『ワンピース』などの日本製アニメや日本の食べ物から関心を持ち、日本での勉学を希望。6月に長榮高級中学高等学校を卒業し、このたび二宮高校2年5組の一員になった。「英語と数学は解るけれど、現代文や古文は少し難しい」「日本人はみんな親切」と話す。昼休みは友だちとバレーボールなどをして過ごし、家に帰ると「ホームのお母さんに学校であったことを話します」。
李さんについて担任の香川安雄教諭は「真面目で一生懸命な生徒」。放課後に週2回、日本語教室へ通っている。二宮高校で学んだ後は「日本の大学で電子工学を学びたい」と抱負を語っていた。
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