11月9日実施の中井町長選 曽我功氏が出馬表明
中井町の元町議・曽我功氏(62)が7月2日、地元メディア向けに町内で会見を開き、11月9日に投開票される同町長選への出馬を正式に表明した。
同氏は「この4年間で子育て世代が流出し、子どもの数も減った。企業も撤退しており、このままでは中井町が駄目になってしまう」と、出馬表明に至るまでの理由を説明。今後は自治会単位でミニ集会等を計画し、3本の政策(【1】人口増加計画【2】中井町に合う企業誘致【3】ブランド戦略で中井町の資産を活かす)についてアピールしていくという。
中長期的な戦略としては農地・里山を活用したビジネスモデルの確立、1市3町(秦野市、中井・二宮・大磯町)の連携による観光振興、秦野市を起点に中井町から大磯町へと至るモノレール計画などを挙げた。
また、教育・医療・福祉分野の企業誘致や農業の活性化も提唱。「国や県、民間の力も活用して、若者が定住できる町づくりを目指していきたい」と、抱負を語った。
同氏は町立中村小学校・中井中学校を卒業。その後県立平塚江南高校、東京農工大学農学部を卒業し、JA神奈川県経済連に勤務する。退職後、2010年10月の同町長選に出馬。1137票を獲得したが、尾上信一現町長らに敗れている。翌年4月の同町議選では517票を獲得し、3位で初当選(定数14)。出馬表明に先立ち、今年6月末で町議を辞職した。
尾上町長は3月、次期町長選へ出馬しない意向を表明。曽我氏と同様に6月末で同町議を辞職し、出馬に向けて準備している元町議もおり、中井町の次期町長選は一騎打ちの様相が色濃くなっている(7月8日起稿)。
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