ごみ処理の広域化を進める平塚市と大磯町、二宮町は施設配置を再編するなど広域化実施計画を一部見直し、改訂計画案をまとめた。2016年度以降の最終処分量を09年度対比87%以上削減と設定する目標を盛り込んだ。
1市2町は2012年3月に「平塚・大磯・二宮ブロックごみ処理広域化実施計画」を策定。計画に基づき、生ごみを処理する厨芥類資源化施設の整備について環境負荷の低減効果や経済性などを検証した。
調査の結果、大磯町に計画していた同施設建設を中止することを決定。ごみ処理施設を公平に分担する観点から、二宮町が受け持つ予定だったリサイクルセンターを大磯町に配置することになった。施設整備計画と広域処理の仕組みにこうした変更が生じたため、同計画の改訂が行われた。
改訂実施計画の期間は2015年度から2020年度までの6カ年。新たに整備する施設として大磯町のリサイクルセンターとし尿処理施設、二宮町の剪定枝資源化施設、不燃物処理施設を計画している。ブロック全体で施設整備を進めた場合、各市町による単独整備と比較して約81億6千万円の整備費が削減できると見込む。
計画案では20年度の1人1日当たりのごみ排出量を09年度と比べて8%以上少ない882gにする目標を据えた。資源品目の拡大による小型家電や蛍光管の資源化などに取り組み、来年度以降の資源化率27%以上を目指す。広域化実現に向け、各市町で異なるごみの分別収集区分の統一や家庭系ごみの有料化に関する検討なども進めていく。
改訂案は12月10日までパブリックコメント(意見募集)を実施している。二宮町役場2階の町政資料閲覧コーナーや町民サービスプラザ、ラディアン、1市2町ごみ処理広域化推進会議ホームページなどで閲覧できる。
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