二宮町ゆかりの画家二見利節の作品を展示・保管するふたみ記念館(山西1953の1)で今月から、展示ギャラリーの一般貸し出しを始めた。個人や団体が作品発表の場として利用することができる。
貸し出すのはこれまで利節の作品を展示していた館内の西側スペース約30平方メートル。1日単位で最長12日間まで使える。時間は開館日の午前10時から午後4時まで(入館は午後3時30分まで)。絵画や書、写真などのほか、陶芸や彫刻などの作品展示が可能。使用料1日600円。二宮町民以外の人も利用できるという。
また、貸し出し開始と同時に観覧料が改定され、一般500円が200円になった。中学生以下の観覧は引き続き無料。
同館は2011年10月にオープンした。土地と平屋建ての建物は篤志家が寄付。町が運営する。1933年に利節が春陽会展で初入選した「温かい部屋」、38年と翌年に新文展で連続特選になった「T子」「横たわる女」をはじめとする作品約4千点を保管している。
町生涯学習課では「気軽に足を運んでもらうきっかけに展示ギャラリーの貸し出し開始と観覧料改訂を行った。多くの人に利用してほしい」と話す。問い合わせは同館【電話】0463・70・3210。月曜日休館。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|