平塚市は22日、湘南ひらつか七夕まつり実行委員会名義の口座などから総額555万1334円を私的に不正流用したとして、商業観光課の男性職員(34)を懲戒免職にした。
職員は2015年4月から16年3月までの間、同実行委の口座から57回にわたり約525万円、市民大学交流委員会観光推進部会の口座から5回にわたり約29万円を引き出し、自分の借金返済に流用。3月28日に本人の申し出で発覚した。公金は発覚前から3月31日までの間、16回に分けて本人から全額返済されている。
市によると、職員は生活費としてヤミ金融から少額の融資を受けたところ、法外な利息を払うよう脅迫されるようになり、公金で利払いをやり繰りしていたと話しているという。
市では、担当課長が印鑑を管理する決まりだが、同課では印鑑を共有できる状態で、預金通帳を管理していた職員が自由に出納できる状況だった。定期的に通帳の内容を確認するルールもあったが、年度末の1回に限られていた。
監督責任を問い、職員の上司である課長代理兼担当長を戒告、部長と課長を文書訓告処分にした。
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