二宮町図書館に設けられているティーンズコーナーにもっと足を運んでもらおうと、夏休み中の8月19日、町内の中学生と図書館職員が意見交換を行った。
2階にある同コーナーは、小学校高学年から高校生向けの本を集めた書棚。ライトノベルやティーンズ雑誌、文庫漫画、小中高別の交流ノートなども置いてあり、青少年の居場所としても利用されている。2000年11月の開館当時から基本構成に変わりはなく、「青少年に受け入れられているのか」という職員の自問から、若者との意見交換会が初めて開かれた。
図書委員を務める二宮中学校と二宮西中学校の生徒10人が参加。事前アンケートの結果によると、半数がティーンズコーナーを知っていて、そのうち2人がよく利用していた。最近1年間に図書館に来たことがないという生徒も3人いた。
中学生たちは図書館司書の説明を聞きながら、コーナーを見学。その後のミーティングでは「本が古い。恋愛やSFもののライトノベルを入れてほしい」「来たことがなかったが、読んでみたい本があった」などと率直な意見や感想を述べた。「学習室に近い場所にコーナーを設置したらいい」という提案もあった。
司書の丹羽朋子さんは「さまざまな意見を寄せてもらえた。これを参考にコーナーが新しくなった暁には、再び中学生に見てもらいたいです」と話した。
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