中井町の未来について中学生と町長が共に考える集いが、中井中学校体育館で12月20日に行われた。社会参画への意識を高めようと、生徒会本部が主催した。
はじめに杉山祐一町長が町の施策と課題、財政について報告。中井町を活性化させるための取り組みをテーマに、各専門委員会の代表生徒によるパネルディスカッションを行った。
檀上に並んだ生徒は自然、人口、防災、広報、小中学校などの視点から活性化策を考案。「町外の人に中井町に来たことが分かるよう看板を付ける」「町内産食材で非常食を作って販売する」「五所八幡宮の祭りやホタルをSNSで紹介する」などと発表した。
図書委員会の生徒は、交換ノートと自習スペースの設置を盛り込んだ図書館計画を提案した。「将棋入門の本と道具をセットで置けば、将棋を教えたり、対戦したりして利用者の交流が生まれるのでは」と図書館の具体的な活用方法を語った。要望には、学校トイレの洋式化や特別教室のエアコン設置が挙げられた。
杉山町長はメモを取りながら中学生の発言に耳を傾け、「トイレやエアコンはお金がないとできないが、町として考えていることは理解してほしい。みなさんの意見を心に重く受け止めた」と話した。
全校生徒がグループに分かれ、フリートークも実施。「海外の学校と姉妹校になって国際的な町になる」「中井町を舞台にした映画を作り、『君の名は。』みたいに聖地巡礼に来てもらう」といったアイデアなどを模造紙に書き出した。
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