大磯町を冒険フィールドに見立て、子どもたちに謎解きを行いながら宝探しを楽しんでもらう「おおいそまちあるきぼうけん隊」が、20日に開催された。宝の地図を手にした大勢の親子連れが町に繰り出し、春分の日らしい陽気の中を元気いっぱいに歩き回った。
若手商売人が加入する大磯町商工会青年部が、結成50周年の記念事業として企画した。町内を「駅前」「海側」「東側」の3エリアに分け、「大磯迎賓舘」や「鴫立庵」などの観光名所や商店などのチェックポイントにちなんだクイズを出題。子どもたちは正解するともらえるスタンプを集めながら、宝が眠るゴールを目指した。
二宮町から参加した松本歩生(あゆむ)君(7)は「迎賓舘は大きくて立派だった。また来てみたい」と声を弾ませ、父親の忠久さん(38)は「大磯は通過するだけでの町だったので、お店などを見ながら歩くのは楽しい」と話していた。
イベントに協力した事業者にとっても、参加者とのふれあいや自店のPRにつながった。パウンドケーキ専門店「三日月」では、開店1時間ほどで用意した商品が完売。姉妹で店を切り盛りする妹の明子さんは「たくさんの方にお店の存在を知ってもらうきっかけになりました」と笑顔を見せた。
同青年部の吉川喜徳部長は「こんなにたくさんの子どもたちが参加してくれるとは思わなかった。楽しい思い出を持ち帰ってもらえたら嬉しい」と充実感をにじませた。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|