中井町が交流拠点施設として中井中央公園に建設を進めていた「なかい里都(さと)まちCAFE」が完成した。町議会議員やなかい戦略みらい会議の構成委員らを対象に、内覧会が3月30日に行われた。
外観と内装に木材を多用した建物は木造1階建て。延床面積141・60平方メートル。周囲の景色と一体感を持たせた開放的な空間にカフェスペースと厨房、カウンター席、テラス、地元の特産品や野菜などを扱う物販コーナーを設けた。カフェスペースには英国製アンティークのテーブルと椅子が置かれ、講習会やワークショップなどを開くこともできる。
子どもが遊べるコルク床のキッズルームや授乳用ソファ、多目的トイレも完備。南側エントランス脇の受付兼事務室には、観光パンフレットなどを配架して町の情報を発信していく。
同施設は、スポーツによる健康増進およびブランド特産品開発と並ぶ「里都まちなかい魅力創生プロジェクト」の取り組みの一つとして整備された。町内外から集客を図り、公園利用者に憩いとくつろぎの場を提供する。多世代交流人口の増加やにぎわいづくり、地域経済の活性化を目指す。
建設事業費約3800万円。国の地方創生加速化交付金を活用した。町企画課によると、施設の周りに植栽を施してピザ窯を設置するなど外構工事を行い、5月中旬頃のオープンを予定しているという。公設民営方式を取り入れ、町商工振興会が管理運営にあたる。
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