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吉田茂像が「化粧直し」 大磯城山公園

社会

公開:2018年3月23日

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 大磯城山公園の旧吉田茂邸地区内にある吉田茂像のメンテナンスが、3月5日から7日にかけて行われた。

 旧吉田茂邸の南側、眼下に海を臨む高台に設置されているこの銅像は、高さ2・4mで1983(昭和58)年に完成したもの。長年の潮風などの影響で汚れや色落ちが進んでいたことから、現在、吉田茂像を管理する平塚土木事務所が清掃などを行うことになった。

 作業はブロンズ像のメンテナンスを専門に行っている都内の会社に依頼。作業期間中、銅像の周辺は立ち入り禁止となり「吉田茂像はお化粧直し中です」と協力を呼びかける注意書きが貼り出された。銅像の周囲には足場が組まれ、作業員が洗剤やスポンジなどを使って手作業で汚れを落とした。続いて必要な箇所に色の補修を施し、最後に全体をコーティングして仕上げたという。また銅像と一緒に、銅像の撰文板の清掃も行われた。平塚土木事務所は「旧吉田茂邸は吉田茂さんが存命の頃を再現するというコンセプトで再建され、公開されている施設。きれいになった銅像と一緒に、吉田さんが見た景色をご覧頂ければ」と話している。

募金活動で建立

 35年前に吉田茂像建立の中心となったのは、元町長の豊田由登氏と当時の観光協会長の大森正男氏が代表委員を務めた「吉田茂・澤田美喜顕彰碑建設委員会」。大磯町ゆかりの功労者の遺徳を後世に伝えようと、吉田茂の銅像と澤田美喜の銅製レリーフの制作を企画し募金活動を行った。

 町内をはじめ全国から1086人の寄付があり、町観光協会や企業からの特別寄付と合わせて約1200万円が集まった。1983年5月にエリザベス・サンダース・ホームで澤田美喜のレリーフ、同年9月に当時、西武鉄道が所有していた現在の場所で吉田茂像の除幕式が行われた。

撰文板も読みやすくなった
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