相模湾沿岸の自然や観光などを「湘南遺産」に選定するプロジェクトの主催団体が24日、候補に挙がっていた9件を第3回湘南遺産に登録した。藤沢商工会館で認定証の授与式があり、大磯町から「大磯宿場まつり」、二宮町からは「吾妻山公園」と「旧山川秀峰・方夫邸」が選ばれた。
未来に残したい湘南地域の「モノ」や「コト」を遺産として育てていこうと、茅ヶ崎市のNPO法人湘南遺産プロジェクト(西村智之代表)が2年前から取り組んでいる。歴史や自然、産業、芸能といったカテゴリーを設け、湘南遺産にふさわしい候補を各地の観光団体などが推薦。インターネットによる一般投票などで選定の可否を決めた。
得票トップは、1964年の東京五輪で警備・来賓用クルーザーとして活躍した「帆船やまゆり」で1645票。2位は1529票の「江島神社 弁財天」。「二宮町 吾妻山公園」が1508票で4位に入った。
同公園を推薦した二宮町観光協会は「早咲きの菜の花で知られていますが、相模湾や富士山、丹沢などを一望できる360度の大パノラマも吾妻山公園の魅力です。湘南遺産の選定を受けたことでさらに観光をPRしていきたい」と話す。
新たに選定された9件を含めて湘南遺産は25件。大磯町の「鴫立庵」と「左義長」、茅ヶ崎市の「烏帽子岩」、藤沢市の「旧モーガン邸」「盛岩寺・薬師堂」などがある。これらを写真で紹介するパネル展を、茅ヶ崎市役所1階市民ふれあいプラザで7月5日(木)まで開催中。
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