中井町の子ども会に加入する小学生と保護者が、6月30日に町内の河川で生物観察を楽しんだ。散策や自然観察、食などを通して地域の自然や動植物、歴史を学ぶ「生物多様性ハイク」。町子ども会育成指導者連絡協議会が実施した。
梅雨が明けた青空の下、参加者と同協議会関係者およそ100人は町役場から緑豊かな田園地帯を歩いて観察場所へ向かった。川に入り、網で魚やエビ、カニを捕獲。神奈川県の準絶滅危惧種に指定されているアブラハヤも確認された。
同町の生物多様性調査会の槐(えんじゅ)真史会長が講師を務め、早瀬と平瀬、砂地と石の川底といったさまざまな川の環境と生き物との関わりなどについて解説した。
井ノ口小学校4年生の男児は「網を1回すくっただけで小魚がたくさん入っていて驚いた」「厳島湿生公園のカニとは違う種類のカニを見つけることができた」と話した。
東大跡地の昆虫を観察
二宮町の東京大学果樹園跡地では昆虫観察会が6月17日にあり、年中児から小学生までの子どもと保護者など約60人が集まった。町民グループ「にのみや子ども自然塾」が主催したイベント。
参加者は草むらに生息するバッタなどの昆虫を採集し、講師の博物館学芸員から虫の種類や特徴について学んだ=写真。
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