神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

(株)バイオシルバー 原田さんに聞く トピック ロボットで支える「介護」

社会

公開:2018年8月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
「アアムス」を手にする原田さん
「アアムス」を手にする原田さん

 「現場で働く人々を支えたい」。そんな思いに駆られ、見守り介護ロボット「aams(アアムス)」の実用化を成功させたのが(株)バイオシルバー(横浜市)の代表取締役・原田敬三さんだ。原田さんの理想は「ロボットと人が共存する介護」。その思いを聞いた。

―・―・―・―・―・―

 横浜市生まれの原田さんは、建築会社やホテル経営などを手掛けたビジネスマン。介護ロボットとの接点は約9年前にさかのぼる。知人の紹介で、人体に接触せずに脈拍などを計測できる生体センサーを開発する技術者と出会い、その技術にほれ込んだ。乳児向け機器への活用が想定されていたが、原田さんは「介護でも生かせる」と確信し、開発者の息子らと共に会社を設立。ロボットの開発に着手し、試行錯誤の末に完成したのが「アアムス」だ。

 高性能センサーは、体に触れない布団の下からでも生体データを即時に計測できる。施設職員が入居者を見回る負担を軽減させ、現場からは「異常があればすぐに知らせてくれるので、安心して入居者と向き合える」などと高い評価を受ける。現在、全国約500施設で導入され、その数を増やしている。

 介護ロボットは多くの企業で開発が進み「人に代わる存在」を目指す会社も少なくない。そんな中、原田さんは「人に代わる存在は目指していない。人と共存し、人を支えるロボットでありたい」と自社の理念を語る。そして「私も10代の頃、認知症の祖父を家族と共に介護しました。大変でしたが、人の温もりを感じられる貴重な経験でした。技術を生かし現場の負担を減らすことで、人と人が触れ合う時間を増やせれば」と笑顔で話した。

大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6

泳げこいのぼり

泳げこいのぼり

中井中央公園で27日から

4月26日

甘柑荘が定期公開へ

小田原市板橋

甘柑荘が定期公開へ

朝ドラ「虎に翼」ゆかり

4月26日

5月3日にホーム戦

SEISA OSAレイア湘南

5月3日にホーム戦

中学生以下は無料

4月26日

団体参拝の参加者募る

川崎大師平塚講

団体参拝の参加者募る

10年ぶり本尊公開で

4月26日

大磯警察に防犯グッズ寄贈

二宮LC

大磯警察に防犯グッズ寄贈

「啓発に役立てて」

4月26日

ネモフィラが満開

ネモフィラが満開

松田町 コキアの里

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook