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8月の七夕 声高らかに 大磯 西小磯の伝統行事

文化

公開:2019年8月16日

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地区内を練り歩く竹神輿
地区内を練り歩く竹神輿

 大磯町西小磯に伝わる七夕行事が、お盆前に行われた。一般的な7月7日の七夕と異なり、西小磯では毎年8月に催される。お盆前に地区内の穢れを祓う意味合いが強く、農作物の豊作祈願と雨乞いも兼ねる。子どもたちを中心に行われるのが特徴で、西小磯の東と西で日程や内容が一部異なる。国と県の無形民俗文化財にも指定されている。

 西地区では、西小磯西こども育成会(杉崎のりみ会長)の大人たちがサポートして8月3日と4日に行われた。

 3日には、短冊をつるした竹飾りを持った子どもたちが朝から地区内の神社などを巡り、竹飾りを地面に振り下ろして穢れを祓った。また、ひょっとこなどのお面を着けて地区内の家々で七夕踊りも踊った。2歳の弟と初参加した常増蒼太君(6)は「うまく踊れて楽しかった」と満面の笑顔。夕方からは、竹飾りを束ねて作った竹神輿を担ぎ、「エートーサッセ」と伝統の掛け声を上げながら地区内を練り歩いた。西川重彦さん(43)は「自分の頃はもっと子どもが多く、竹神輿も2基あった。全部終わった後にお母さんたちが作ったカレーをみんなで食べた」と追想する。竹神輿は4日の朝に海へと流された。

 杉崎会長は「子どもの数が減り、行事の継続が難しくなってきている。大人の協力が不可欠なので、地域への周知と参加者の募集を課題に今後の実施方法について考えていきたい」と話している。

 なお東地区の七夕行事は6日と7日に行われた。

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