大磯らしい潤いづくり協議会の協働事業者として町の観光・産業振興に取り組む東武トップツアーズ株式会社が、11月28日に大磯の名所旧跡を巡る社員向けツアーを実施した。かつて東武鉄道の創業者・根津嘉一郎の別荘があったカトリック大磯教会=東町=にも訪れ、先人ゆかりの景観に思いを馳せた。
協定を機に企画
東武グループの旅行会社である同社は今年7月に、大磯町と町内30の関連団体・企業らでつくる同協議会と協定を締結。大磯の魅力を生かした協働事業に来年度から本格的に取り組み、横浜や箱根、鎌倉に次ぐ県内第4の観光都市を目指す。今回のツアーは、社員に大磯の魅力を体感してもらおうと企画した。
ツアーには18人の社員が参加。カトリック大磯教会では、信徒代表の渡辺晃行さんから教会の歴史や建物について説明を受け、根津の別荘跡地に建つ信徒館や聖堂を見学した。一行は鴫立庵や旧吉田茂邸などにも訪れ、国登録有形文化財の大磯迎賓館(旧木下家別邸)で昼食、明治創業の井上蒲鉾店で買い物を楽しんで帰路に着いた。
今回のツアーに参加した同社の濱崎真一取締役本部長は「創業者ゆかりの地を直接見ることができてうれしく思う。また近代日本の政財界・文化人らが集った大磯の風光明媚な素晴らしさを感じることができ、大磯とご縁のある我々が、これから多くの方に足を運んで頂くためのお手伝いができれば」と話している。
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