二宮町の星槎学園高等部湘南校と大磯町の星槎国際高等学校湘南学習センター合同の卒業式が、3月5日に二宮町生涯学習センターラディアンで開催された。今年度は感染症対策のため出席者を絞り、保護者や在校生はウェブ会議ツールのZoomで配信される式典の映像をパソコンやスマートフォンなどから見る形で参加した。
例年合同で卒業式を催してきた2校だが、昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期に。後日、それぞれの校舎で生徒のみ出席して実施する結果になったことから、最後の学校行事を保護者や在校生にも見てほしいと今年度のオンライン配信が企画された。
思い出を胸に
当日は、会場に設置した4台のカメラを駆使した式典の模様が、Zoomを通じて自宅などから観賞する保護者らにリアルタイムで配信された。ソーシャルディスタンスの確保のため間隔を空けた席に座った119人の卒業生たちは卒業証書授与の際、壇上から一人ひとり名前を呼ばれると元気よく返事をして立ち上がり、3年間の集大成を飾った。卒業生代表の一人として登壇した二宮中出身の武莉子さんは「コロナの影響で気持ちが辛くなる時もあったが、先生や仲間、家族のお陰で価値のある学校生活を送ることができた。星槎で学んだことを生かして、胸を張って歩んでいきたい」と力強く語った。
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