平塚・秦野・大磯・二宮の2市2町に点在する「相模新西国三十三観音」の一斉開帳が、4月16日から20日まで催された。江戸時代の1745年以降、12年に1度の丑年に32カ寺にある33体の秘仏が開帳され、参拝者による札所巡りが行われてきた。今回も秘仏の参拝と御朱印の拝領に多くの参拝者が訪れた。
大磯町寺坂の第8番札所・愛執山 普門寺では、行基作と伝わる十一面観世音菩薩を開帳した。長らく寺跡のみの兼務寺で、12年前は近くの東昌寺で一緒に観音像を開帳したが、昨年6月に砂越隆侃住職が就任し、今回は新築の本堂で開帳できた。近隣や県内外からも参拝者があり、砂越住職は「札所巡りを通じて、多くの方々にご参拝頂くことができた。ご本尊と地域を結ぶ勝縁(良い巡り合わせ)となりました」と感謝を述べた。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|