JR平塚駅とその周辺で5月21日、「二宮町手をつなぐ育成会」の会員3人と池田東一郎県議会議員が、車椅子で駅ホームから北口バス乗り場へ移動する体験会を行った。同会は、障害があっても安心して暮らせる社会の実現を目指し活動する団体。車椅子の生徒などが登下校に公共交通機関と同駅を利用する上での課題や移動ルート、駅や歩道のバリアフリーなどを確認した。
4人は車椅子利用者と介助役となってペアを組み、ホームから西側にある改札内エレベーターで駅2階へ上がり、西改札口を通過。自由通路を進んで、北エレベーターで地上に下り、西口北からバス乗り場へ向かった。さらに駅をひと回りするように、東側の勾配のある線路下通路をくぐり抜け、南側へ移動。駅ビル南館のエレベーターを使い、駅中央にある東改札口へ出た。
そこからバス乗り場へ行くには、駅ビルとの連絡口を通ってビル内エレベーターで1階へ。北口に最短距離でアクセスすることができた。しかし、駅ビルの営業時間外にあたる朝の通勤・通学時間帯はビル内の連絡口とエレベーターを使えない。西側か東側から遠回りしなければならない不便さがあることを改めて確かめた。
体験会には平塚駅の蓮見康二駅長とJR東日本横浜支社の社員らも付き添った。同会メンバーと池田議員は、「車椅子での移動は距離が長く、時間もかかった」「車椅子利用者のために駅構内の案内図があるといい」「西口のコンビニエンスストア前の歩道が傾斜している。改善できないか」などと話し合った。
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