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小川校長に功労者表彰 教育振興、聖ステパノ学園で25年  

教育

公開:2021年12月24日

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文科大臣からの表彰状を手にする小川正夫校長
文科大臣からの表彰状を手にする小川正夫校長

 私立小学校教育に長く従事し、その振興に尽力した功労者として、聖ステパノ学園小学校=大磯町大磯=の小川正夫校長(90)が文部科学大臣から表彰を受けた。12月2日に都内千代田区で日本私立小学校連合会の結成80周年記念式典があり、表彰状が贈られた。私立小学校教育振興功労者表彰の受賞者は全国で16人。神奈川県から3人が選ばれた。

 小川校長は「表彰状には私の名前が書かれているが、この職場で子どもたちに直接関わってきた教職員一人ひとりと、その働きを支援してくれた多くの方々へ送られたもの。みなさんに感謝したい」と感想を述べた。

 私学教育に65年携わる。当時、私立大学では数少なかった初等教育学科で学び、キリスト教系の立教小学校の教師になった。45人学級の中には強い個性を持つ教え子もいた。子どもたちとボール遊びをしていたとき、校長からこういわれた。「神様はあの子も愛しておられるんだよな、小川君」。「校長先生に見透かされたのかも。どんな子でも大切にしなければいけない」という思いが、その後の教員生活の礎となった。

 立教小学校校長を務め、25年前に聖ステパノ学園小学校・中学校の校長に着任。戦後、混血孤児を養育するために澤田美喜が私財を投じてエリザベス・サンダース・ホームを創設し、ホームの子どもたちのための学校として同学園は設立された。現在は一般家庭から通学する児童・生徒が大多数。季節ごとに表情を変える樹木に囲まれた環境は「心を落ち着かせてくれる」という。

 子どもの個性を包括的に受け入れ、相手も自分も大切にする心を育む。「困難な状況にある人へ心を向け、立派な大人に成長していくと信じている」。同学園理事長。

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