二宮町の前町長で町議会議員の坂本孝也氏が4月6日、平塚市役所で記者会見を行い、11月の任期満了に伴う町長選挙に無所属で立候補することを正式に表明した。
坂本氏は「現町政は役場新庁舎を建てると言ったが、何も進展できていない。近隣の大磯と中井にまちづくりで遅れをとり、『二宮町は何もしない。何も変わらない』という町民の声を聞くようになった」と指摘。新庁舎建設を取り止め、教育を優先して予算を使うべきだと主張した。小中学校を将来的に小中一貫校1校に統合することを見据え、東大果樹園跡地に学校を整備する考えを説明。「まずは3つの小学校を新設校にまとめ、空いた二宮小学校へ役場を移せばいい」と訴えた。
また、高齢での立候補に否定的な意見があることは承知の上として「口は達者で体も動く。78歳が(選挙に)出ることで、町政の中身がひどいという現状を分かってもらいたい」と話した。
同氏は町議会議員2期を経て2006年から町長を2期務めた。14年の町長選挙で村田邦子氏に敗れ、18年から再び町議に。次期町長選挙には、現職の村田氏が3選を目指してチャレンジすることを表明している。
町議・町長選挙11月20日投開票
二宮町選挙管理委員会は、11月29日(火)に任期満了を迎える町議会議員と町長の選挙についてともに11月15日(火)告示、20日(日)投開票の日程で行うことを4月8日に発表した。議員定数14人。現在は1人欠員となっている。3月1日時点の有権者数は2万4695人。
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