二宮町の町議有志5人が9月2日、村田邦子町長と森英夫教育長へ安倍晋三元首相の国葬に反対し、町として各学校・施設で弔旗掲揚や黙とう要請などを通して、町民へ弔意を示すことを促さないよう求める申し入れを行った。
申し入れをした議員は共産党の渡辺訓任氏、神奈川ネットの一石洋子氏、無所属の杉崎俊雄氏、小笠原陶子氏、根岸ゆき子氏の5人。申し入れ書では「国葬の要件を定めた法規がないもとで国葬を実施しようとしているのは、法治主義にも財政民主主義の原則にも違反する。安倍元首相に対する弔意を個々の国民に事実上強制することにつながることが懸念される」と主張している。
安倍元首相の国葬を巡っては、県内で葉山町と鎌倉市の議会で国葬反対の意見書が決議されている。また、大磯町では中崎久雄町長が国葬に関し、「町として半旗掲揚や記帳台設置などの対応は考えていない。国から弔意表明の要請通知等が発出された場合には、改めて町としての対応を検討する」とのコメントを9月16日付で発表している。(9月19日起稿)
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