竹末良三会長
あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大対応と、通常の医療提供体制の両立が課題となった１年でした。中郡医師会では発熱診療に取り組む一方で、かかりつけ患者の行く場も失われないようにと、各医療機関がそれぞれの専門性を生かせる選択をしながら、協力して地域医療の維持に努めました。この結果、中郡のワクチン接種率は県平均より少し高くなっております。また２０２１年に17の医療機関で設立した「コロナサポート中郡」と管内４つの訪問看護ステーションが協力して、引き続き在宅療養者への治療にも取り組んでおります。
近年の動きとしましては、数年前に台風で大規模停電が発生した教訓から、人工呼吸器などを使用している方の現状把握を行政と連携して行いました。関係機関で情報共有を行い、災害時に役立てて参ります。
今年は新型コロナの法律上の扱いが見直される動きが予想されており、当会としても国の決定に柔軟に対応していきたいと思っております。また３月に予定されている大磯病院の経営移譲については現在、両法人の間で地域医療に空白期間を生じさせないための話し合いが進んでいると聞いております。今後も会員一丸となって、地域医療に貢献して参ります。
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