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二宮町あそびの庭 ちょっと一息の居場所に 7日にマルシェ開催

コミュニティ社会

公開:2023年5月5日

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あそびの庭の渡辺代表。奥に見えるのがコンテナ
あそびの庭の渡辺代表。奥に見えるのがコンテナ

 二宮町の東京大学果樹園跡地(中里518)で5月7日(日)、食べ物やクラフト、野菜、雑貨などが並ぶ第5回「にのみや暮らし市 あそびの庭」が開催される。午前10時〜午後3時。雨天中止。一般社団法人あそびの庭主催。

 あそびの庭は、広いはらっぱと、靴を脱いでくつろげるコンテナ、小さな畑などがあるオープンスペース。持ち寄り野菜で作った味噌汁が提供され、おにぎりやパンなどの主食を持参する利用者も。学校の始業式や終業式にはカレーが振舞われるのが定番となっており、代表理事の渡辺優子さんは、「子どもたちが『今日はカレーでしょ』と、ランドセルに白いごはんを詰めて、楽しみにして来てくれる」とほほ笑む。

1日40人が利用

 渡辺さんによると、昨年4月からの1年間で利用者は3900人。週3日((月)(水)(金))のオープン日に、小中学生や親子連れなど1日約40人が訪れるという。「ここは『誰でもどうぞ』の場所。学校に行ってない子が気楽に通える場所だったり、子育て中のお母さんがちょっと一息つけたりする場所でありたい」と運営を続けている。

 2009年に千葉県から二宮町に移住してきた渡辺さん。「2人の子どもを育てるのにいっぱいいっぱいだった」と16年に正社員として勤めていた会社を退職。にのみや子ども自然塾などの活動に参加するうちに、地域活動に興味を持った。

 「事業を継続させるため、活動をボランティアではなく、仕事にすることが大切だと考えた」と渡辺さん。20年に同法人を設立し、スタッフには時給2百円を支払っている。運営費は二宮町などの助成金のほか、「あそび人」と呼ばれる個人・企業サポーターからの協賛、あそびの庭に集まった野菜やおさがりの服をもらう時に任意の額を貯金箱に入れる独自の制度「ぱらりん」でまかなう。「今の目標は時給を5百円に上げること。マンパワーの不足も感じているので人材の確保もしていきたい」と話す。

 子どもたちが伸び伸びと過ごす背景には、大人たちのあたたかい眼差しがある。「学校に行かない子に、肩を組んで『そんな時もあるよね』と言うような距離感でいたい。マルシェイベントにはたくさんの人が来てくれるので、こんな場所があるんだと理解が広まる場所になればうれしい」と話していた。

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