二宮町内の小中学生が作った折り鶴を千羽鶴に仕上げるために、二宮高校家庭科部の部員14人が折り鶴に糸を通す作業を行った。
町内外の個人と団体が製作した千羽鶴とともに、JR二宮駅南口にある「ガラスのうさぎ像」の周りに8月1日から15日まで飾る。
同部が千羽鶴の糸通しに協力するのは4年目。今年は小中学校5校と同高校内から約6千羽の折り鶴が集まった。7月13日と18日、19日の3日間かけ、部員が鶴を1羽ずつつなげて束にした。
部長を務める山崎瑠奈さん(3年)は「戦争について話を聞く機会が少なくなっていますが、平和を思う気持ちを後輩や地域の小中学生に伝えていきたい」と話す。
昭和20年8月5日、二宮駅周辺は米国艦載機による機銃掃射を受けた。この時に父を亡くした高木敏子さんが戦争体験をもとに著したのが、児童文学書『ガラスのうさぎ』。
同校の図書室には、高木さんの書著やガラスのうさぎ像と千羽鶴に関する新聞記事などを集めた特別コーナーが設けられた。
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