閻魔大王フォーラム 蓑毛地区の町おこしを
蓑毛地区の文化財「大日堂」や同地区の建物、仏像群などの保存の必要性、観光資源としての重要性を理解してもらう目的で2月26日、市文化会館で「閻魔大王フォーラム〜文化遺産から発信する秦野のまちづくり〜」が開催された。主催は神奈川県建築士会中支部。
当日は約150人が来場。基調講演では、大分県の由布院で初代観光総合事務局長など歴任したほか、各地で町おこしの仕掛けに携わってきた溝口久さんが「大魔神のまちづくり」をテーマに自らの体験に基づいた町づくりを紹介した。
また、東海大学教授で観光学部長を務める松本亮三氏が、自ら調査した蓑毛地区の歴史や文化について画像を提示しながら講演。わかりやすい解説で参加者らに同地区の紹介をした。
その後、蓑毛地区や大日堂に関わる有識者たちによるパネルディスカッションを開催。大日堂を管理する宝蓮寺の東島礼美住職も参加し、今後の町づくりや歴史文化の継承などについて、活発な議論を行った。
夫婦で来場した参加者は「蓑毛地区や大日堂の歴史がよく理解できた。とてもわかりやすかったので、もっと多くの人に聞いてもらいたかった」と話した。
同フォーラムを中心になって企画した、秦野みのげ文化の会の田代茂洋さんは「蓑毛地区の歴史や文化を多くの市民に知ってもらい、もっと活性化を図りたい。今後も活動を継続して続けていきたい」と話した。
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