振り込め詐欺被害の未然防止に功労があったとして、中栄信用金庫東海大学駅前支店(関野実支店長)が6月2日、石井孝秦野警察署長から感謝状を贈られた。
5月13日に「定期預金を解約したい」と同店を訪れた市内在住女性客(79)に、窓口職員・鍵山亜衣さんが声かけを実施。女性客の甥をかたる男が、金を貸してほしいとする電話をかけてきたことが分かった。その後東海大学前駅で100万円の受け渡しを行う予定だったという。鍵山さんは上司に応援を求めさらに女性から話を聞いた。人には言わないでくれと告げられていたこと、携帯電話の番号を伝えられていたこと、外で待ち合わせをしていることから、振り込め詐欺であると確信。甥の自宅に電話をかけさせ、被害を防いだ。
同署を訪れた関野支店長は「今後も一声だけでなく一歩踏み込んだ対応をしていきたい」などと話し、石井署長は「金融機関が振り込め詐欺防止の最後の砦。今後もご協力いただきたい」と挨拶した。
同署管内で起きた振り込め詐欺による被害は合計5件、被害総額は約2千万円(6月8日現在)。昨年1年間では9件、約800万円の被害があった。
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