9月24日(土)と25日(日)に開催される秦野たばこ祭の事業計画が固まり、6月30日に開催された第1回実行委員会で承認された。5月上旬には中止の声も出ていた弘法山の打ち上げ花火は、市民から実施を望む声が多数寄せられ、開催が正式決定した。
昭和23年から続くたばこ祭は、秦野に秋を告げる市内最大のイベントとして今年で64回目となる。
今年は3月11日の東日本大震災を受け開催が危ぶまれたが、地域経済活性化と被災地復興への願いを込め開催が決まっていた。
しかし、全国各地に広がる自粛の気運で近隣他市ではイベントの中止が相次ぎ、厚木、平塚両市では花火大会が中止。たばこ祭も規模の縮小を余儀なくされた。
予算は例年の半分、節電のため夜間事業は一部削減と厳しい事業見込みだったが、「火」をテーマにしたたばこ祭のフィナーレを飾る花火については「予算規模は大きいが実施すべき」との声が強かった。
そうした要望を受け秦野市では、6月議会に補正予算を提出。全員賛成で可決された。これにより、花火の予算として350万円を確保し、担当の市商工観光課では「弘法山の打ち上げ花火のみですが、例年と同程度の規模で実施できる予定」と話す。
だが、昨年比ではまだ約100万円の予算が不足しており、これを賄うため7月1日から、市内130カ所で例年通り花火募金を実施している。
被災地支援に向けた新事業も企画
今回固まった事業計画では、被災地への復興支援として昨年には無かった新規事業も盛り込まれている。
会場内の案内所では、募金箱を設置し来場者から義援金を募る。加えて、たばこ祭で使用するプログラムやポスターに被災地へのメッセージを掲載する。
他にも、中学生らが被災地への応援メッセージを書いた「らんたん」を作成し、キャンドルに火を灯すメッセージキャンドルを、秦野青年団体協議会が主管して実施する。同課では「長く市民の手で引き継がれてきた本市最大のイベント。人々の心に強く残る祭にしていきたい」と話す。
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