ハチ活発期で注意喚起 既に重症者の報告も
8月に入りハチの動きが活発化し始めており、秦野市でも各種関係機関から注意喚起がされている。
秦野市消防本部(小松昭一消防長)の警防対策課によると、今年のハチ刺されによる緊急搬送者は4人(8月10日調べ)。昨年の同時期までの搬送者5人と同程度だが、今年は昨年いなかった重症者が出ており、同本部は「全国では毎年2、30人がハチに刺されたことが原因で亡くなっている。まずは刺されないよう気を付けて下さい」と呼びかける。
今年4月から8月4日までに市環境保全課に寄せられた、ハチ駆除依頼の電話は29件。昨年は、4月から10月までで140件、8月だけで60件の依頼があり、ハチの被害は今年も同様の数が見込まれる。
秦野市内で近年被害が多く、同課が特に注意を呼び掛けているのは、7月から9月に特に活発なスズメバチ。森林だけでなく民家、特に玄関や生け垣に巣を作り、住宅内に入り込んだり、ゴミ箱などに餌を探しに行くこともあるという。
同課では依頼に対し直接の駆除は行っていないが、市シルバー人材センターなどの駆除業者の紹介を行っている。同課の川口浩一さんは、「スズメバチは攻撃性が強い種。特に汗、香水の強い匂いや、黒色などに反応する。市販のスプレーで死なないこともあり、そのような時は、逆に興奮したハチのフェロモンで仲間が集まってきて、集団で襲ってくることもある。針の毒性も強いため、手で追い払おうとしたり、大きくなった巣を無理に自身で処理することは控えた方がいい」と話す。
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