秦野警察署講堂で9月15日、金融機関職員を対象とした振り込め詐欺防犯指導員研修が行われた。
研修を受けた各金融機関の銀行員や郵便局員は指導員として認定され、指導員証が交付される。振り込め詐欺被害に遭う可能性がある店舗内の客に対して声かけをスムーズに行えるようにするのが狙い。県警が県内全域で取り組んでおり、秦野署では今回初めて実施。37人が認定された。
石井孝署長は「金融機関は振り込め詐欺被害防止の最後の砦。ぜひ積極的に声かけをしていただければありがたい」と挨拶した。
「携帯番号が変わった」という電話に注意を
振り込め詐欺の特徴として、息子や孫をかたって「携帯の番号が変わった」という前兆電話をかけてくること、「今日が期限」などと言って焦らせることなどがある。最近では入手した個人情報を使い巧みに世間話をし、息子や孫だと信じ込ませるケースも増えている。
県警では「留守番電話大作戦」を展開中。電話を留守番電話に設定し、番号非通知の電話に出ないことを高齢者を中心に呼びかけている。
秦野市内の振り込め詐欺被害は今年これまで11件で約2982万円(9月20日現在)。昨年1年間では9件で約1035万だった。
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