鶴巻の伊東祐子さんと寺山の関智子さんが、道祖神にまつわる民話「目一つ小僧」の紙芝居をそれぞれ製作した。
ストーリーは、目一つ小僧が作った子どもたちの悪い行いを記録した帳面を、道祖神が火に入れて消失させ、翌年の災いから子どもたちを守ったというもの。この話しをもとに各地区で道祖神祭り(だんご焼き)が行われている。2人は武勝美さん(寺山在住)から内容を聞き、子どもたちに伝承しようと今年から各々で紙芝居を作りはじめた。
11月28日に武さん宅で互いに作品を初披露。民話が生まれた当時の生活を表現した伊東さんは「お祭りをやったことがなく、雰囲気が分からなかったので絵を描くのが大変だった。作品は主宰する劇団で使いたい」と意気込んだ。現代風にアレンジした目一つ小僧を描いた関さんは「小中学生の子どもと相談しながらキャラクターを考えた」と振り返った。
現代風と史実風の対照的な作品をみて「雰囲気のかき分けが面白い」と武さん。「民俗が次世代に残っていくことは嬉しい」と話した。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>