山岳救助隊に女性隊員 遭難者のメンタルケア
丹沢山塊の登山道パトロールや遭難者の救助活動などを行っている秦野警察署山岳救助隊(大島修隊長・隊員79人)に、9月27日付けで同署の女性署員で構成される女性小隊(4人)が誕生した。
同隊は、女性登山者が多い現状をうけ、有事の際に女性ならではのメンタル面のケアができるようにと日々訓練をしている。
この秋、警察学校を卒業し、地域課・秦野駅前交番に配属された新人警察官、黒澤聡美巡査(24)もその中の一人だ。10月3日に同署で行われた「降下訓練」では、黒澤巡査も自らロープを腰に巻き付け、高さ約20mの垂直な壁を降下した。
翌4日は、丹沢表尾根での山岳訓練に参加し、登山道の危険個所の把握や登山者への声掛けなどを行った。
普段は、秦野駅前交番で勤務にあたる黒澤巡査。「自然が豊かでとても環境の良いところ」と話す秦野市には、高校時代に部活で数回訪れたことがあるという。「市民の皆さんに頼りにされる警察官になりたい」と力強い眼差しで話した。
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