大根地区 児童が「もらい湯」 ふれあい通学合宿
広畑小学校、大根小学校の4年から6年生の児童約50人が参加して2013年度ふれあい通学合宿が、7月3日から6日までの3泊4日で行われた。これは他校の児童と一緒に広畑ふれあいプラザに宿泊し、日常生活体験や地域との交流をしながら、昼間は学校に通うという地域の人々も協力する大根地区独特の行事。今年で10回目になるという。
合宿中、児童が楽しみにしているのが一般家庭で風呂を借りる「もらい湯」だ。
7月5日の夕方、広畑小の児童5人と大根中学校のボランティア生徒1人が奥津昌男さん(70・南矢名在住)宅を訪れた。
広さが12畳ほどあり、浴槽はジェットバスや、ジャグジーが付き、天井からのうたせ湯などもある奥津さん宅の浴室に児童たちは「すごーい、ひろーい」などと歓声を上げていた。
5人はうたせ湯を取り合ったり、全員で一緒に湯船に浸かったりするなどして、自分の家では味わうことのできない入浴をゆっくりと25分ほど楽しんだという。
児童たちは「外も見えて温泉みたい。うたせ湯やジャグジーが気持ちよかった」「家のお風呂とは大違い。家のお風呂もこうなら1時間位ぐらい入っちゃう」などと感想を口々に話した。
児童たちは湯上りに冷たい飲み物を飲み一休みした後、奥津さんが用意した陶芸体験を楽しんだ。制作した器は奥津さんが焼き、児童たちに届けられるという。
奥津さんは「地域の我々が子どもたちと触れ合う機会が段々減っているので、こうして触れ合えるのは最高のこと。交流は自分のためにもなるし、これからも子どもたちを見守り続けていきたい」と話した。
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