平沢在住の佐藤さん 道草抄10巻目を刊行
平沢在住の佐藤テル子さん(79)がこのほど、自費出版しているシリーズ最新作『藤庵ものがたり道草抄その十』を発表した(発行/タウンニュース社・本体価格1000円)。
シリーズ10巻目となった同作。佐藤さんが執筆を始めたきっかけは、畑で野菜づくりをしているときだったという。「トマトやナス、カボチャたちが話しかけてくる」のを感じ、そんな野菜との楽しい会話を「毎日一話ずつ童話みたいなお話にしてみよう」と物語を書き始めた。その後も主人公が植物や鳥、小さな虫に姿を変えながら、童話を日々書き綴り、70歳を機に「今、何かやっておかなければ自分に何も残せない。自分が生きた証を残しておきたい」と決意。2007年に第1巻を発表し、以来年1、2冊のペースでシリーズの刊行を続けている。
題名の「藤庵」は、茶道教室を開く佐藤さんの茶室から。今後も続刊予定だという。道草抄シリーズは秦野駅北口のカネマス書店(大秦ショッピングセンター内)で購入できる。
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