秦野版 掲載号:2015年4月16日号
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ふれあい大事に本を運ぶ 自動車文庫「たんざわ号」

文化

山谷自治会館での一幕
山谷自治会館での一幕
 約2千冊の本を載せて秦野市内を巡る自動車文庫「たんざわ号」。20カ所を2週間(水・木・金のみ)かけて回るブックモービルの運転手は、元市消防職員で市内の地理を熟知した落合信友さん。そして、同乗し、貸し出し手続きなどを行うのは、有名デパートで外商経験のある接客のプロ・山崎千惠子さんだ。

 本を貸し出しながら、利用者とのコミュニケーションを大事にする2人。2週に1度顔を合わせる利用者とは本の話題に留まらず、日常生活の四方山話にも花が咲く。そんな会話があるからこそ「あの人のためにこの本を積んでいこう」と本選びにも熱が入る。

自発的サービス利用者のため

 家庭、料理など大人向け図書と絵本を担当する山崎さんは、内容にも目を通し、利用者に勧める。「おすすめすると結構借りてもらえるんです。それが嬉しくって」と利用者の顔を思い浮かべにっこり。外商で培った接客を提供している。

 利用者から産まれてくる子どもの名前の相談を受けたこともある落合さん。保育園、小学校を回り、子どもの元気な挨拶に心洗われながら、これまで何人もの成長を見守ってきた。卒業、卒園の時期には寂しさも込み上げるというが、プライベートで「あ、たんざわ号のおじさんだ」と声をかけてくる子どもや「いつも子どもがお世話様です」と言う母親に会うのは「やっていて良かったな」と思う瞬間だという。

 6年前からこの2人が担い手となり、落合さんの発案で巡回アナウンスは20カ所別々のテープを作成。山崎さんの「おすすめ」とともに、自発的に考えたサービスだ。利用者の満足を考えた様々な取り組みは当初、貸し出し数を増加させたが近年徐々に減少傾向にある。しかし「ネットで予約して持ってきてくれるのでとても助かる」という主婦、「近所に来てくれるし新刊も結構あるよ」という中学生の声も聞かれる。

利用者と談笑する山崎さん(左)と落合さん(中央)
利用者と談笑する山崎さん(左)と落合さん(中央)

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