2015年度春の叙勲が発令され、秦野市では4人が受章した。
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山口富治さん(83・横野)は林業に携わること60余年。県山林種苗協同組合の理事長も務めた。現在は無花粉スギや少花粉ヒノキの苗栽培に注力する。山の緑を増やして若々くし、立派な森林を作りたいとの思いで苗の1つ1つに愛情を込める。受章に「図らずもこんな章を頂けたことは皆様のご指導、ご支援の賜物。深く感謝し、一層の精進をし、少しでも地域社会に貢献していきたい」と話した。
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根岸勇夫さん(70・千村)は自治省(現総務省)入省後、自治大臣官房参事官を務めた。住民税等の税務に長年携わり「現場を知れ」と全国への出向は7回。入省時、「相手の立場で物事を考えなければいけない」との先輩の言葉を信念に、どこへ行っても土地と仕事に惚れてきた。「受章は言葉も出ない程の喜び。勲記には私の名があるが、これは支えてくれた妻と子どもの名前。全ては家族のおかげ」と話した。
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久保田等さん(63・寺山)は小田急電鉄株式会社に勤務し、成城学園前の管区長兼駅長を全うした。守ってきたのは駅を利用する乗降客の安全。勤続42年の中で地下鉄サリン事件、自動改札化など様々な事があったが、駅構内の事故を防ぎ、乗降客に安心を提供してきた。受章に「家族、先輩、後輩など皆様に支えられて名誉ある章を頂けた。今後は章に恥じないよう地域に貢献したい」と話した。
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大津馨さん(67・平沢)は秦野市消防に約40年勤務し、消防司令長を務めた。消防学校を出てすぐ、中学校体育館火災現場に出動。その時の緊張、責任が入り混じった胸の高鳴りは忘れられない。大事にしてきたのは「団結」。皆が同じ方向を向かないと100%の力は出ない団体行動で、人を信じ、和を持つことを胸に職務を遂行。「受章は先輩、後輩、同僚に助けられてこそ。名誉に感じ皆様に深く感謝したい」と話した。
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