神々に感謝を伝える儀式的な舞「フラ」。久保寺あくあさん(北中1)は、茅ヶ崎市のカロケメレメレ・フラ・スタジオに通い、同スタジオのレッスン生11人と9月初旬、日本とアメリカで行われた予選を勝ち上がったチームで競われた「フラ・オ・ニエハワイ大会」に出場した。その結果、チームはアウアナ(現代フラ)で1位、カヒコ(古典フラ)で4位を獲得し同大会ケイキ(子ども部門)で総合優勝した。古典フラの入賞、大会総合優勝ともに日本人では初の偉業だ。
2月の関東予選ではアウアナ、カヒコともに1位に輝き、国内でも実力のあるチームに所属する久保寺さん。友人に誘われてはじめたフラ歴は7年を数える。
レッスンは通常週1回、90分。大会前には毎日練習したり、土日には8時間練習することもある。教室では振付はもちろん、手の角度やスピード、位置を事細かに指導される。踊りだけでなく歌、演奏もある本番では「練習で注意されたことをちゃんとできるように気をつけています」と謙虚な姿勢だが、心は躍る。
本番ではハワイの貝殻や生花を髪に飾り、衣装の生地もハワイの素材を使うのがフラのしきたり。日頃は着ることが出来ない華やかな衣装をまとえば、気分も高揚し「ウキウキする」と笑顔。大会で披露した水を意識した手踊りを見せてもらうと、しなやかで優美な印象を与えられた。
披露する曲の中で久保寺さんの好きなのは明るい曲。ハワイ語の歌詞の意味も教室で学び、「アロハ・オエ」を作詞作曲したリリウオカラニ女王のことを歌った曲や、カウアイ島が大好きなことを歌った曲がお気に入り。「2曲ともステキ。アップテンポで、笑顔で踊れるから」とあどけない笑顔を見せる。
久保寺さんは「フラはずっと続けていきたい。教室の先生がとても上手なので、先生みたいになれたらいいな」と抱負を話した。
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