キリンビールマーケティング株式会社の若井晋平さん(28)は、秦野市内の飲食店にビールサーバー設置等の営業を担当している。2015年のイベントなどを除く飲食店ビール大樽開拓日本一の実績を持つ敏腕営業マンだ。
新潟の大学を卒業し入社。法務部に4年務め、営業を担当して2年目の2015年、新規顧客と同業他社からの乗り換えを年間124件受注し日本一に輝いた。
最初の1年はとにかく飛び込み営業。イベントにはくまなく顔をだし、時にはサーバーの洗浄まで行う。名前と顔を売り、キーマンとなるであろう人たちとの輪を広げた。「私たちの仕事は多岐に渡り、正直大変だなと思う業務もありますよ」と笑う。しかし「もう一歩踏み込んでお客様のことを考え、今出来る事を可能な限り早くやる事が重要」だという。些細な事の積み重ねが、自信の裏打ちとなる。
顧客も応援
約半年で受注件数の年間目標70件をほぼ達成し、年末近くには全国2位に着けていた。当初その気はなかったが、顧客や担当地区の友人たちに「せっかくなら日本一になってほしい」と後押しされ「スイッチが入った」と振り返る。そこからは寝る間を惜しんで仕事に没頭。若井さんに信頼を置く顧客や地域の人たちも新規顧客を紹介するなど後押しし、「年末の繁忙期で新規獲得や乗り換えはほぼない」という12月に34件という「異常値」を叩き出して巻き返した。
「人と同じことをやっていても絶対に勝てない。自分は変人タイプの超負けず嫌い」と自己を分析する。15年はちょうど社長が変わり、『キリン復活』を合言葉にシェア拡大を狙う年だった。「販促費が増えてやりやすくなった年だった」と謙遜するが、ビール業界全体としては縮小傾向にある中、結果キリンは唯一シェアを増やしたのだった。
顧客であるハダノ浪漫食堂の小桧山茂雄代表は、若井さんについて「いくら忙しくてもコミュニケーションを取り、自分を犠牲にしてでも店のことを考えてくれるから、みんな甘えちゃうのかな」と笑って話すが、その信頼感がうかがえる。
また秦野という地域について若井さんは「駅によって毛色が違うが、まちを良くしようと頑張る若い人たちが多い。とても素晴らしいことです」と話している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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