秦野市南矢名の東光寺の薬師堂で7月9日、仁王門から2体の仁王像を運び出す作業が行われた。
江戸時代の建立とされる同寺の仁王門は、「楼門」という2階建ての建築様式で現存するのは県内でも十数件。老朽化による改修工事が今年の秋に始まることが決定しており、仁王像の移動はその準備のため。
この日は雨が降る中、背面の板を取り除いてから移動用の台座に像を布で縛り付け、改修を請負った業者や寺の関係者らが慎重に門から運び出した=写真。
仁王像は敷地内の神輿小屋に運ばれ、改修後の門に再び納められるまで約1年間保管される。
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