かまか商店の店頭に貼られているサポートショップ登録店を示すステッカー
市内商店や企業が消防団員とその家族に特定のサービスを提供する「秦野市消防団サポート制度」が、10月１日にスタートした。消防団の福利厚生や入団促進を目的に設立された制度だ。登録店舗で「秦野市消防団サポートカード」を本人や家族が提示すると、割引やポイント付与などのサービスを受けることができる。10月１日現在で、飲食店、美容院、温泉施設、塗装店など市内の61店舗がサポートショップとして登録している。
登録店の１つ、曽屋の落花生販売店「かまか商店」では、秦野市消防団サポートカードを提示すると、１０８０円以上購入時に同店のポイントが２倍になる（サービス品は除く）。店頭には、サポートショップであることを示す、ステッカーが貼られている。
同店の杉山和史社長は「息子が団員だということもあり、日頃、地域のために活動する消防団に協力できればと思い登録した」と話す。初日に早速、サポートカードを持参する来店客もいたという。
全国的に消防団員が減少する中、秦野市消防団も団員確保が課題となっている。門倉敏夫団長は「今後さらに加盟店が増え、女性の方などにも団の活動に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話した。市では随時登録店を募集中だ。
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