自治会と東海大学、市が連携しての第2回防災フォーラム「地震発生!あなたならどうする?」が10月1日、同大湘南キャンパスで行われた。当日は秦野市・平塚市の近隣自治会の関係者のほか秦野高校生、東海大生、一般市民など約230人が参加した。
はじめに主催者を代表し、秦野市大根地区自治会連合会の和田達蔵会長があいさつ。「防災・減災への関心が高まるなか、私たちに何が出来るのかを考えなくてはならない。本日は、発生時・発生後にどうするかを考える機会になると思います」と話した。
続いて、防災システム研究所所長の山村武彦氏を招き、基調講演「最近の災害に学ぶ〜家庭と地域の実践的防災対策〜」を開催。山村氏は国内外の災害現地調査を行っており、TVなどでも防災アドバイザーとして活躍している。
講演の中で山村氏は市主催の防災訓練が災害後対処訓練であることを指摘し、「今後は災害予防訓練をしなければならない」と話した。また、大災害時には約7割がショック状態に陥り、さらにその半数が動けなくなる「凍りつき症候群」を発症するというデータを示し、日頃からの「生き残り訓練」の重要性を説明。「家の中に転倒落下物の少ない、閉じ込められない『安全ゾーン』を作るだけでいい。緊急速報が鳴ったら防災訓練の合図だと思って、小さな揺れでもすぐに安全ゾーンへ退避する。その繰り返しが命を守る」と訴えた。
講演後は同大教授らによる熊本地震の体験報告や、東日本大震災の被災地を視察した秦野高校生による発表なども行われた。実践的な内容に参加者らはメモを取りながら、「今後に生かしたい」と話した。
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