ドイツ国家認定フロリストマイスターの資格を持つ橋口学さん(48)=秦野市寺山在住=が、作品集「the Wreath」をベルギーの出版社から刊行する。
橋口さんはドイツでフラワーデザインを学び、32歳で同資格を取得。帰国後は秦野に設けた教室や全国で開いているセミナーで、アレンジメント技術や植物の造形理論について教えている。これまでも技術本を発行しており、今作も同じカメラマンで信頼を寄せる中島清一さんとタッグを組み、撮影期間約3年を経て今年9月に完成させた。
同本は丹沢や秦野の自然の中で手に入れた植物を中心に、リース50点を収録。自然が持つ美しさや力強さ、四季の中で移りゆく姿を「永遠の象徴」とされるリースで表現した。
制作の基本は、材料の本質を知ること。植物の特徴を捉え、奇抜な枝やしなやかな葉の動きなどそれぞれの良さを生かす。作品は写真に残すことで平面になるが、中島さんの演出と技術により立体感が生み出されるという。橋口さんは「2人の合作」と話す本を手に、「日本の自然が持つ美しさを、世界に知ってもらいたい」と話した。
本の販売は11月上旬から。教室やセミナーの他、購入希望者も問い合わせ可能(税込5800円)。
10月27日(木)には「ハシグチアレンジメンツ植物造形作品展」を元湯陣屋(鶴巻北)で開催。作品展示の他、橋口さんによるデモンストレーション(午後2時〜)も行われる。午前11時〜午後7時、入場無料。
(問)ハシグチアレンジメンツ【電話】0463・83・3564
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>