10月29日、秦野市東田原在住の俳人、長島衣伊子(えいこ)さん(66)=人物風土記で紹介=の第3句集『星まつり』が(株)文學の森から発行された(2667円税別)。過去12年間で詠んだ271句が1項1句ずつ収録されている。
タイトル『星まつり』は収録作「天上に父母そろふ星まつり」から。本書にはほかにも「六月の天女となりて母の逝く」など、2014年に103歳で他界した母を思い詠んだ句が多く収められている。
「母は『70歳はまだ子ども』と言い、90歳で老人大学に通う人だった。最後まで生き生きと瞳を輝かせていた姿を、詠んで残したいと思った」と長島さんは振り返る。
長島さんが主宰する俳句とエッセイの季刊誌「朴(ほお)の花」も創刊20周年を迎え、29日には横浜のホテルで祝賀会が行われた。
来賓の1人、俳句結社「八千草」の山元志津香主宰は祝辞を述べる際、『星めぐり』から「百年の花散る一心不乱かな」という句を紹介。「長島さんのお母様への思い、朴の花を育もうと懸命に道を進む長島さんの純粋さが伝わってくる」と称賛した。
同書は全国の書店で購入可能。問い合わせは(株)文學の森【電話】03・5292・9188へ。
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