(株)福音館書店の月刊科学絵本「かがくのとも」の12月号として、秦野市堀西在住の絵本作家・舘野(たての)鴻(ひろし)さん(50)が絵を手掛けた『なりすます むしたち』が発売された(本体389円税別、28ページ)。文は、自然をテーマにエッセイを書いてきた澤口たまみさん(58)=岩手県。二人が共作するのは、虫の寄生を描いた『こまゆばち』(かがくのとも2012年10月号)以来2作目となる。
今作のテーマは虫の擬態。アリそっくりのアリグモ、植物のマツバに見えるオナガグモ、ハチに似たアブやカミキリムシなどが登場し、ストーリーが展開される。擬態して天敵から身を守り、エサにありつく虫たちの様子が生きいきと描かれている。
折り込まれている月刊特別付録は38cm×58cmのポスターで、舘野さんによって、姿の似た昆虫が綿密に美しく描かれている。裏には澤口さんの作者のことばなどが紹介され、親子で楽しめる内容となっている。
舘野さんは「この絵本に出てくるのは全部秦野に棲んでいる虫です。よく見ると、”なりすますむし”はたくさんいます。皆さんも探してみて下さい」と話している。
かがくのともは年長児以上が対象で、幼稚園や保育園などで定期購読されているほか、書店でも個別に購入できる。
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