ヤビツ峠などでサイクルスポーツをのんびり安全に楽しんでもらおうと始動した「S」ringプロジェクト。3月25日、秦野市落合のカフェSLowで初級・中級者向けのプレ講習会が行われた。
秦野市には連日多くのサイクリストがやってくる中、地元では以前から「下るスピードが速くて危ない」など不安視する声があった。マナー啓蒙のための自転車大会グランフォンド丹沢が昨年初開催されて以降、マナーの向上を実感する声も聞かれているが、自転車は誰でも始められるがゆえに、初級者がマナーや考え方などを学ぶ場が必要とされていた。
そこで、同カフェでは、自転車に乗り始めたばかりの人などに安全走行を浸透させようと今回、このプロジェクトを企画。講師として、グランフォンド軽井沢で3大会連続優勝を果たし、現在アンバサダーを務める中川邦仁丈さん(38)を招いた。
憧れの選手が訴える交通ルールの重み
中川さんは「車が少ない所でも信号は原則、二段階右折。ルールを守らないサイクリストの姿を地域の人が見たらどう思うか考えましょう。交通参加者だと自覚することが大切」と話し、専門用語、安全走行のための操作方法や交通ルールなどを参加者と確認。その後、実際に弘法山を目指して走行。参加者は真剣な面持ちで話を聞いていた。
講習後、参加した飯河宙樹(ひろき)さん(31)=小田原市在住=は「交通ルールや手信号の使い方にあやふやな部分があったと分かり、勉強になった」と話した。
同店の山本哲史さんは「ヨーロッパでは自転車は”紳士の乗り物”。中川さんに協力を得ながら、ルールを守ることがカッコイイということを広めていきたい」と話した。
この取り組みは4月末以降、月1〜2回の頻度で続けていく予定。
|
<PR>
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>